昨年暮れの31日(木)、
松岡正海騎手を背にウッドチップコースで最終追い切りを行った
マイネルフロスト(牡5・美浦・
高木登)について、松岡騎手のコメント。
「暮れの追い切りは、ここ数戦の中で反応、手応えとも1番良かったです。追い切りと実践が直結する馬ですし、使うごとに良くなっています。福島で勝っているようにコースも問わないですからね。ただ最近はゲートでソワソワするようになったので、スタートが鍵になると思います。完調ですし、ここは勝負ですね」
3日(日)に最終調整を行った
ブライトエンブレム、
ネオリアリズム、
ステラウインド、
バロンドゥオールについて、陣営のコメント。
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ブライトエンブレム(牡4・美浦・
小島茂之)について、小島調教師。
「全休日明けはいつも緩む馬なので、レースまでの間隔は詰まりますが、昨日よりも今日やった方が良いと思いました。ある程度負荷をかけながらも疲れを残さないように、追い日よりもレース当日にピッタリ間に合うようにと思って、調整をしました。気になっていた首の張りも大丈夫です。ゲートの確認もしています。以前はゲートを出た後に、怒ったりしていたのですが、今日はそのあたりも問題ありませんでした。周りから『今年は年男だから』と言われるのですが、自分自身ではさほど気にはしていませんでした。でも出走させるからには、良い競馬をして盛り上げたいなと思いますね」
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ネオリアリズム(牡5・美浦・
堀宣行)について、橋本篤典調教助手。
「前走(
ウェルカムS・1600万下・1着)は内が伸びる馬場でしたが、それにしてもインを突いて良い脚を使ってくれましたし、強い内容でした。先週あらかたやっていますし、火曜日の競馬なので今日は半マイルからサラッと控えめにやりました。ムラな面もありますが、きちんと折り合いがつけば脚は使ってくれます。成長というよりも、レース振りが変わってきたことが大きいですね。特に札幌の1000万下(
日高特別)の競馬は、本当に強い競馬だったと思います。今回は相手が強くなりますが、ハンデ戦ですし期待しています」
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ステラウインド(牡7・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師。
「先週しっかり追い切っていますので、今日は終いを確かめる程度にやりましたが、動きは良かったです。最近の中でも、良い状態でレースに向かえそうですね。前走(
福島記念・GIII・4着)はゴチャついて動けなかったところもありましたので、頭数が1頭でも少ない方がさばきやすくて良いですね。中山は久々になりますが、特に意識はしていません。時計が速くなるのも問題ありません。脚を溜める競馬で上位に来ていますし、急かさず馬の雰囲気に合わせて乗ってもらえればと思います」
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バロンドゥフォール(牡6・美浦・
久保田貴士)について、久保田調教師。
「今日は終いだけでしたが、動きは良かったですよ。もう少し体質的に強くなってきても良いなという部分もありますけど、前走(
福島記念・7着)と比べても良くなってきています。ハンデ(54キロ)も軽いですし、一発狙ってジョッキーも乗ってくれるのではないかと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)