2015年、130勝で2年連続の全国リーディングと
MVJを獲得した
戸崎圭太騎手。新しい年を迎えて、改めて昨年を振り返ってもらうとともに、年男でもある今年の抱負について話を聞いた。
「昨年はリズムに乗れずに成績が振るわなかった時期もありましたが、自分の競馬観を崩さず、芯がブレないようにやってきました。1人ではできることではないですし、ファンの皆さまはじめ、関係者の皆さまに感謝の気持ちで一杯です。賞金(最多賞金獲得)は、最後の最後で抜かれてしまったのは残念でした。勝率に関しては、改めて数字を上げていかなければと思っています。賞を獲得したから良かったというのではなく、毎年毎年、内容と質を上げていきたいですね。
外国人騎手に関しては、3月から乗ってこれだけの成績を残していますし、負けてはいられないと思いますね。昨年は香港で騎乗する機会がありましたが、楽しかったですし、刺激になりました。チャンスがあれば、海外の競馬もまた経験をしたいです。
リーディング、
MVJなど、取れるものは獲得していきたいというのが、毎年の目標です。
中山金杯には
ネオリアリズム(牡5・美浦・
堀宣行)に騎乗しますが、僕が最後に乗った時に感じたのは、折り合いが重要視されるということです。僕から(
ルメール騎手に)乗り替わった後、スムーズな騎乗をしていてさすがだなと思いましたし、勉強にもなりました。そのあたりを踏まえて今回どういう騎乗ができるか、楽しみもあります。力がある馬ですし、リズム良く競馬をしたいですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)