素質馬が中山で巻き返しを狙う。
プロフェットの前走は5頭立ての5着。京都外回りの坂の下りで
バランスを崩し、先行勢から離されたのが響いた。「前回は消化不良なレースでした」と森沢助手は振り返る。前走後は放牧を挟み、しっかり疲れを抜いてきた。「牧場でしっかり立て直して、順調に乗り込んできました。全体的に体がしっかりしてきた」。成長による地力強化が見込めそうだ。
新馬戦ではハナを切りながらも折り合って運べた。「性格が良くて乗りやすい馬」。制御性の高さは小回りの中山内回りでは武器になる。
池江厩舎は昨年、
ベルーフでこのレースを勝っており、連覇がかかる。「能力は持っている。中山はいいと思う。あとは輸送で体が減らないように仕上げていきます」。ここを制してクラシック戦線へ名乗りを上げたい。
ゴッドカリビアンは自己条件のマイル戦2鞍にも登録しているが、距離が長い方が良く、格上挑戦の可能性は十分ある。藤本助手は「期待している馬。1週前追い切りでは、ほぼ馬なりで古馬を突き放したし、具合もいい」と仕上がりには自信を持つ。13日に栗東坂路で追い切りを行う予定。
提供:デイリースポーツ