昨年秋から500万、1000万、1600万と条件戦を3連勝中の
シュヴァルグラン。条件があがるごとに後続との着差を広げているように、メキメキと力をつけているのは明らかだ。
日経新春杯では課せられたハンデが54キロということもあり、人気集中は避けられないだろう。
「トモに力がついてきて、レースで力が出せるようになった。折り合いもつきやすい。条件勝ちからの重賞挑戦だけど、楽しみだよ」と友道師。
姉の
ヴィルシーナとはまったく違うタイプとのことだが、頭のよさは似ているようだ。
「オンとオフの切り替えが上手なところはよく似ているね。普段から無駄なことはしないし、競馬では返し馬に行くとスイッチが入るようで集中してスーッと走っていきます」
大目標は
天皇賞(春)。友道師は
日経新春杯のあと、一戦してからGIへ挑むプランを描いている。
「このまま、連勝をのばしたままで天皇賞へいけるといいですね」
そういうと、指揮官は自信たっぷりの笑顔を見せた。
(取材・写真:花岡貴子)