堀厩舎の“秘蔵っ子”
ウムブルフが重賞に胸を張って参戦だ。デビューから2戦続けて2着に敗れたが、3戦目の前走では2着馬に4馬身差をつけて圧勝した。今回と同じ中山芝2000mでの勝利に、橋本助手の期待が高まるのも当然だ。
「前走は大外枠で引っ掛かったにもかかわらず、しまいは突き放すレース内容だった。とてもいい競馬ができた。初戦は幼い面を残していたが、今はそういう不安定さがなくなっている。馬体は少し減るかもしれないが、今回もこの馬の力を出せればやれる」
この日の最終追い切りは美浦Wで併せ馬。5Fからスタートし、直線で僚馬
キャンベルジュニア(4歳1600万下)の内へ潜り込む。馬体を並べてゴールを駆け抜け、時計は70秒5-39秒6-13秒4。派手さこそなかったが、最後までしっかり末脚を伸ばしたことは評価できる。
手綱を取ったF.
ベリーは「先週も乗っているが、バネがあってとてもいい馬。調教の動き自体は今週の方がいいぐらい。万全の状態で出走できそうだ」と手応え十分。同レースは13年に
フェイムゲームで勝っており「2勝目を!」と野心を燃やしていた。
提供:デイリースポーツ