今朝の栗東トレセンは調教開始直前に降り始めた雪がだんだんと激しさを増し、馬場開場時にはCコースの向正面がかろうじて見えるか見えないかというくらい。そんな時間帯に
東海S(1月24日・中京ダート1800m)の最終追い切りを行った
インカンテーション(栗東・
羽月友彦厩舎)。前日19日に
羽月友彦調教師に取材した際は「休み明けですし、ある程度やります」という内容を聞いていた。
CWに3歳馬に続いて入場。その後ろから
サクラエールが追走する形で、全体の隊列としては3頭併せの真ん中。前は格下ということもあって、いつでも追いつきそうな手応え。直線に向くとほぼ並びかけるような形になって、あとは外から
サクラエールが追いついてくる。見た目には追走している方がスピード感があり、
インカンテーションの動き自体はごく平凡。時計も6F86.7〜5F70.1〜4F55.3〜3F40.9〜1F13.9秒と遅かっただけに、雪の影響があったとはいえ、この内容の評価は難しい。
(取材・写真:井内利彰)