「第57回AJCC・GII」(芝2200m)は24日、中山11Rに16頭で争われ、2番人気の
ディサイファ(美浦・小島太)が、昨年の
札幌記念に続く、重賞4勝目をマークした。前半は中団のインで待機すると、4角手前で鞍上の
武豊がパートナーを徐々に外へ誘導。直線では外から鋭く伸びて、難なく後続の追撃を封じ込めてフィニッシュした。勝ちタイムは2分12秒0。1馬身1/4差の2着は3番人気の
スーパームーン、さらに首差の3着には7番人気の
ショウナンバッハが続いた。なお、1番人気の
サトノラーゼンは好位から運んだが、直線で伸び切れず10着に終わった。
武豊が久々にコンビを組んだ
ディサイファで、自らの記録を更新する30年連続の
JRA重賞Vを達成。真っ先にゴールした後、スタンドへ向けて左手の
ガッツポーズで喜びを表した。「思い通りの競馬。手応えが良く、早めに動こうと思っていた。先頭に立つのが早かったけど、あとは馬が頑張ってくれたね」とたたえた。記録については「長年やっているし、いい馬に乗せてもらっているからね」といつものように淡々と喜びをかみしめた。
小島太師は「いい内容だった。本物だな」と満面の笑み。明け7歳にして、ようやく完成形に近づいてきた愛馬に「これからだよ。さらに良くなるゾ」と目を細めた。今季初戦を2つ目のGII制覇で決め、悲願のGI制覇へ向けて力強く踏み出した。「重い芝もこなせるし、いろいろと考えたい」と次走の明言は避けたが、オーナーのモハメド殿下のお膝元で行われる
ドバイワールドカップデー諸競走(3月26日・UAE)参戦も含め、近日中に答えが出される。遅咲きの逸材が、飛躍の一年へ大きく翼を広げた。
提供:デイリースポーツ