根岸S(GIII・ダ1400m)に美浦から出走する4頭の追い切りが行われた。管理する各調教師のコメント。
レーザーバレット(牡8・美浦・
萩原清)について、萩原調教師。
「特に変わった点はありませんが、この中間も状態は安定しています。今朝の追い切りも、一連の流れで消化できました。高いレベルで状態はキープできていると思いますし、前回が少し強く攻めていたので、今回は直前追いこそいつも通りでしたが、ここまでの過程としては控えめにしたつもりです。久々の中央の重賞で相手関係が違いますし、読み切れない部分もあります。この馬にとっての
ストライクゾーンもつかめないですが、東京の1400mは悪くない条件だと思いますし、好レースを期待したいですね」
プロトコル(牡5・美浦・
牧光二)について、牧調教師。
「先週、今週と好時計が出ていますし、ラスト1ハロンも良い感じでした。仕上がりは良いですね。以前はソエがありましたがそれもクリアしましたし、年齢を重ねて反応も良くなってきました。5走前からブリンカーを装着していますが、その効果も少しあるのかなと思います。前走(
錦秋S・1600万下・1着)を見るとどこからでも競馬ができそうですし、左回りも合いますね。もう少し距離が延びてもいけそうな気もしています。今回は重賞でメンバーも強いですが、それなりの競馬をしてほしいですね」
アンズチャン(牝5・美浦・
大和田成)について、大和田調教師。
「前走(
ジャニュアリーS・OP・6着)から中1週は、予定通りです。オープンに上がって、距離短縮、中山の右回り、そして中1のローテーションで使ってどうなのかなど、いろいろ試そうと思いました。今日(1/27)は坂路で併せ馬で追い切りましたが、元々調教では動かないタイプなので、時計的には十分だと思います。併せた相手は調教駈けしますし、負荷をかけられて良い追い切りができました。東京の1400mは実績のある条件ですが、メンバーも強いですし、運を味方につけたいですね。馬場状態は気になりません。この馬の力を発揮できる展開になってほしいですね」
レッドファルクス(牡5・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師。
「オープン馬なのでこのくらい動けて当然だと思いますが、それにしても良い動きでした。ジョッキーも手応えが楽だと言っていました。元々体が重く見える馬ですが、良い感じの仕上がりです。少しずつ成長してはいますが、疲れやすいタイプなのでフレッシュな方が良いですね。トモのはまり具合の関係で左回りの方が良いですし、このメンバーでもやれて良いと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)