4日、都内にて『NAR
グランプリ2015』の表彰式が開催され、最優秀勝利回数騎手賞を受賞した
森泰斗騎手や最優秀賞金収得調教師賞を受賞した
小久保智調教師らが表彰された。
最優秀勝利回数騎手賞と最優秀賞金収得騎手賞は
森泰斗騎手(船橋)がダブル受賞。
「目標にしていたことなので、獲れてホッとしています。勝利数は意識していました。南関東は開催日数が多いので、獲らなくてはいけないと思っていました。2014年は南関東のリーディングは獲れたんですが、全国リーディングが獲れず、情けないふがいない思いをしたので、2015年は絶対に獲るんだと思って頑張りました。特に園田のジョッキーはたくさん勝たれるので、毎日成績をチェックしてました。
エースになったとは思っていません。まだまだ未熟なところもありますし、技術も磨いていかないといけません。くすぶっていた時期もありましたが、自分にはこの仕事しかないと思って、出来ることは全部やろうと切り替えてやってきました。この賞をいただけたことを励みに、地方を盛り上げていかなければいけないと思っています。今年は、去年ぎりぎりのところで達成できなかった年間300勝達成、全国リーディング、そして
東京ダービー制覇を一番の目標に頑張っていきます」
最優秀賞金収得調教師賞は5億4千万円を超える賞金を収得した
小久保智調教師(浦和)が2年連続2回目の受賞。
「獲れたことは、正直うれしいです。ただ、応援してくださり、たくさんの愛馬を預けてくれているオーナーさんのことを考えると、これでも少ないかなと思っています。預けていただいている馬の質、数からすると、それくらい勝たないといけないです。
昨年は
東京ダービーを勝つことができて、それは最高のことでうれしいの一言なのですが、地方から
JRA、そして世界を目指し、今年はさらに気を引きしめて臨んでいきたいです。常々言っている
JRAで戦うためには、調教にしても飼い葉にしても追いつかないといけない。日々研究です。出るレース出るレース、すべていい形で勝ちたい。去年以上の成績を出していきたいです」
最優秀勝利回数調教師賞を6年ぶり2回目の受賞となった
角田輝也調教師(愛知)。
「名古屋からこの賞を獲れたことが大変光栄です。記録を狙うと競走馬に無理をさせてしまうので、自然体でやってきました。全馬健康が第一。オーナーの喜ぶ顔が見たいですし、ファンの方に角田厩舎の馬を買ってよかったと思ってもらえるように頑張りたいです」
最優秀勝率調教師賞は35.1%の勝率を残した
柏原誠路調教師(兵庫)が2年ぶり3回目の受賞。
「3回ここに来させていただいて光栄です。普段から馬にとにかくよくしゃべりかけるようにしているので、周りから見たら、独り言が多いと思います(笑)。目標はリーディング。そして、重賞を狙いたいです」