4日、都内にて『NAR
グランプリ2015』の表彰式が開催され、優秀女性騎手賞を受賞した
木之前葵騎手、
別府真衣騎手や最優秀勝率騎手賞と
ベストフェアプレイ賞を受賞した
山口勲騎手らが表彰された。
優秀女性騎手賞は5月にイギリスで行われた『レディース
ワールドチャンピオンシップ』において海外初騎乗を初勝利で飾った
木之前葵騎手(愛知)と、女性騎手トップの71勝を挙げた
別府真衣騎手(高知)が受賞。
木之前葵騎手(愛知)
「初めてこういう賞をいただいてとてもうれしいです。デビューした頃は右も左もわからず、先輩たちに教えてもらいながら乗っていました。次の年も、まだまだわからないことも多くて、泣きながら乗ってましたね。(海外初勝利について)日本で乗っているのと同じ形をした馬だ、と自分に言い聞かせて、
リラックスして乗れました。勝つことができて、すごく貴重な経験です。最近は馬上での余裕が出てきたので、これからは相手や、本命馬の動きをよく見て、ひとつでも多く勝ちたいです」
別府真衣騎手(高知)
「去年獲れなかったので、今年選んでいただけてうれしいです。去年は自分らしく乗れた一年でした。海外に行かせてもらった経験が活かせてきていると思います。尊敬しているとは
宮下瞳さん(元騎手)に追いつけるように頑張りたいです。今年の目標は怪我なく、ひとつでも多く勝てるようにしたいです」
33.3%の勝率で最優秀勝率騎手賞と
ベストフェアプレイ賞を受賞したのは
山口勲騎手(佐賀)。
「去年もいい結果を残せて、その数字が自分の励みになっています。同時にフェアプレイ賞を獲れたことは、自分にとってもうれしいことです。今年もひとつひとつを大事に、勝率はもちろん、制裁もなしでいきたいです」
昨年
地方競馬通算3000勝を挙げ特別賞を受賞した
安部幸夫騎手(愛知)。
「3000勝した時は気がつかなくて、レースからあがってきて教えてもらいました。思い出の勝利は、4年目の頃に
ハヤブサモンで勝った(1990年の)
名古屋大賞典です。すごく印象に残っています。今年は名古屋、笠松と毎日競馬に乗り、リーディングを獲るつもりで頑張ります」
優秀新人騎手賞はデビュー2年目となった昨年、52勝をあげ金沢リーディング6位の活躍を見せた
中島龍也騎手(金沢)が受賞。
「デビューした2014年にこの賞を狙っていたのですが、先輩に取られてしまい、2年目まではチャンスがあるので、前の年以上の成績をあげようと頑張りました。これからの目標は、大きなところではリーディングを狙いたいですが、小さなことからコツコツ頑張って、地元金沢の皆さんに認めてもらえるようになりたいです」