今週から実戦復帰する福永を背に、
タッチングスピーチが栗東坂路を軽快に駆け上がった。ラスト1Fで仕掛けると、
アルバタックス(6歳オープン)を瞬時に突き放して0秒3先着。4F52秒5-38秒3-12秒6を計時した。「競馬でもそうだが、調教でもしまいはしっかりとしていた。言うことない」と石坂師は合格点を与える。
昨夏を境に急成長。
ローズSを制した勢いで挑んだ
エリザベス女王杯では、タイム差なしの3着に食い込みGI級の実力をアピールした。昨年8月札幌以来の再コンビとなった福永は「別馬みたい。幅が違う」と成長した相棒の姿に舌を巻いた。
予備登録済みの
ドバイシーマクラシック(3月26日・UAEメイダン、芝2410m)、そして上半期の最大目標である
宝塚記念(6月26日・阪神、芝2200m)へ-。自慢の末脚で強豪牡馬を打ち破ってみせる。
提供:デイリースポーツ