木曜朝、
フェブラリーS(GI・ダ1600m)に向けて、
ノンコノユメ(牡4・美浦・
加藤征弘)がウッドチップコースで最終追い切りを消化した。追い切り後、管理する加藤調教師の共同記者会見が行われた。
(最終追い切り、及び仕上がり具合について)
「いつもの感じでした。先週の段階である程度しっかりと馬の方も出来上がっていたので、今日は馬の気持ちの面で、プレッシャーをかけ過ぎず、かつあまり抜かないようにという感じで調整しました。この馬に対しては、やることはしっかりとやりました」
(前走のチャンピオンズC・GI・2着を振り返って)
「前半の向正面くらいまではいつも通り自分のペースで運んでいたのですけど、レースの流れが思ったよりもとても速くなったので、向正面から4コーナーの入口まで非常に追走に戸惑いました。道中かなり脚は使わされたと思いますね。そういう流れでしたし、そんなに外を回してあの位置から差し切るのはかなり難しいコース形態なので、ある程度内を突くのは想定の範囲内でした」
(チャンピオンズCからここまでの馬の状態は?)
「ムラセ
ファームから山元トレセンに移動して短期放牧に出しましたけれども、
武蔵野Sの時と同じように5週間くらい前にトレセンに戻して、少しずつ負荷を強めていったという調整は、その時と変わらないですね」
(今回は5戦4勝の得意の舞台になるが?)
「上手に走れるコースなので、自分の形は崩さずに走れると思います」
(
ルメール騎手とも非常に相性が良いが?)
「この馬に関わらず、全般的にウチの厩舎の馬は非常に手が合っていると思いますので、そのあたりも心強いですね」
(週末は雨予報が出ているが?)
「良馬場でも稍重でも重でも不良でも、この馬自身の走りはそんなに変わらないと思います」
(枠順の希望は?)
「後ろから行く馬なので、そんなにこの枠でということはないですけど、良績を残しているのはある程度真ん中の枠ですよね」
(最後にファンへのメッセージ、及び意気込みを)
「非常にファンの多い馬なので、できればしっかりと結果を出してほしいですね。あとは競馬場に足を運んで頂いて、ファンの皆さまの後押しがあれば、一層の伸びにつながるのではないかと思っています」
(取材・写真:佐々木祥恵)