中山記念(GII・芝1800m)に出走する
イスラボニータ(牡5・美浦・栗田博憲)、
ロゴタイプ(牡6・美浦・
田中剛)の
皐月賞馬2頭と、一昨年の
天皇賞・秋(GI・11着)以来となる
マイネルラクリマ(牡8・美浦・
上原博之)について、関係者に話を聞いた。
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イスラボニータについて、栗田調教師。
「ここは
ステップレースとは思っていますが、動き自体は悪くないですね。ジョッキーも言っていましたけど、ここ最近の休み明けと比べれば1番良い仕上がりですし、動きもシャープです。相手は強いですけど、自分の競馬をするだけです。どんな競馬をしてくれるか楽しみも大きいですし、良いスタートを切りたいですね」
蛯名正義騎手。
「今日は終い重点のいつも通りの稽古でした。以前の休み明けはピリッとしないところがありましたが、今回は休み明けとしてはここ最近では1番良い感じですし、この馬のいつも通りの動きでした。順調に来ています。競馬上手で立ち回りがうまいので、前の位置取りでレースをしていますが、追い切りであれだけ終いの反応が良いのですし、ためればためるだけ伸びる感触はあります。
ゲートの確認は毎週やっています。ゲートはトレセンで良くても競馬場で
テンションが上がるかもしれないですから、その時にならないとわかりませんが、やれることはやっています。前走の
マイルCS(GI・3着)は、行けなかったですし、負けましたけど内容のある強い競馬をしています。今回は良いメンバーですけど、何とか良い形で次に繋がる競馬をしたいですね」
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ロゴタイプについて、田中調教師。
「難しい馬ですし癖を掴んでもらうために、今日の追い切りは田辺騎手に乗ってもらいました。思い通りの稽古ができましたし、息の入りも良く仕上がっています。トモがゆるい馬ですが、だいぶしまってきましたね」
田辺裕信騎手。
「この馬の癖や感触などをわかっていた方がレースでも対応できると思いますので、今日は追い切りに乗りました。先週までしっかり攻めてもらっていますので、今日は反応を確かめる程度でした。競馬はハナには行きたくはないですが、好位か早めに動く形が合っているのではないかと思います」
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マイネルラクリマについて、上原調教師。
「先週土曜日にしっかりやっていますので、今日は向正面から入ってジョッキーに感触を確かめてもらう程度の追い切りでした。1年以上休んでいたわりには順調ですし、脚元も心配ありません。このレースは条件的には合いますけど、相手が揃っていますのでどういう競馬をしてくれるかですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)