朝日杯FS11着からの反撃を期す
ボールライトニングが栗東坂路で圧巻デモ。先行する
フロリダパンサー(5歳500万下)をあっさりととらえ、楽な手応えで4F50秒9-37秒3-12秒1の好タイムをマークした。
2馬身先着に、感触を確かめた福永は「無理をして出した時計じゃない。内を回ったけど、動くね」とGIIウイナーのスピードを感じた様子。宮本師も「見ての通り。いい動きだった。あとはジョッキーに結果を出してもらうだけ」と満足そうにうなずいた。
朝日杯FSの敗因がつかめないなか、このレースからの始動を選択したのは「本当に距離が敗因かを確かめたかった。マイルは持つと思っている」と指揮官。休養で疲れを取り除き、攻めを強化した今回は言い訳ができない状態に追い込んだ。
手綱を託された福永は「素直な馬だし、控えたら結果を出してくれると思う。脚をためる競馬ができれば」とイメージはバッチリ。距離を克服し、汚名を返上する。
シゲルノコギリザメは閉門間際の栗東坂路に登場。コンビ再結成となる太宰を背に、単走でシャープな動きを披露した。4F52秒8-37秒9-12秒7。見守った廣井助手は「
テンションが上がりやすいので、周りに馬が少ない時間帯に追いました。いい動きでしたね。馬場状態を考えればこれで十分。マイペースで行ければ面白いと思う」と好感触を口にした。
提供:デイリースポーツ