菊花賞2着以来の
リアルスティールの最終リハは栗東坂路で福永を背に
タイセイファントム(8歳オープン)と併せ馬。序盤は僚馬を追走してゆったりと入り、軽く促されるとラスト1F手前で抜き去る。そこからはじけるように伸び、4F54秒1-38秒8-11秒9で2馬身先着した。
連日のように調教に騎乗する鞍上は「先週の伸びも良かったが、今週の反応もいい。余裕はあるけど、休み明けとしてはいい仕上がり。昨日より筋肉も張っていて、落ち着きもある。動ける体」と上積みを実感。矢作師も「上がり重点で予定通り。真っすぐ走れたし、九分くらいまできた」と合格点を与える。
22日には登録済みの
ドバイターフ・GI(3月26日・UAEメイダン、芝1800m)の招待状が届いた。遠征には前向きなだけに、結果を出して弾みをつけたいところだ。福永は「去年はタイトルを獲れなかったし、騎手として責任も感じる。今年にかける思いは強い。あとは結果だけ」と言い切る。同世代の2冠馬
ドゥラメンテなど強敵を撃破し、自らの真価を証明する。
昨秋の天皇賞5着以来となる
アンビシャスが好仕上がりをアピールした。栗東坂路で僚馬
クランモンタナ(7歳オープン)の外を進み、気合をつけられるとギアを上げてしぶとく1馬身先着。4F52秒2-38秒2-12秒7を記録した。音無師は「調教はそれほど動く方ではないし、しっかりやりました。仕上がりは悪くない。あとはレース当日の状態。
テンションの上がりやすい馬で、折り合いが鍵」と精神面を課題に挙げた。
提供:デイリースポーツ