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リアルスティールの仕上がりに矢作師は合格点「九分くらいまできた」/中山記念

デイリースポーツ
  • 2016年02月25日(木) 16時00分
 菊花賞2着以来のリアルスティールの最終リハは栗東坂路で福永を背にタイセイファントム(8歳オープン)と併せ馬。序盤は僚馬を追走してゆったりと入り、軽く促されるとラスト1F手前で抜き去る。そこからはじけるように伸び、4F54秒1-38秒8-11秒9で2馬身先着した。

 連日のように調教に騎乗する鞍上は「先週の伸びも良かったが、今週の反応もいい。余裕はあるけど、休み明けとしてはいい仕上がり。昨日より筋肉も張っていて、落ち着きもある。動ける体」と上積みを実感。矢作師も「上がり重点で予定通り。真っすぐ走れたし、九分くらいまできた」と合格点を与える。

 22日には登録済みのドバイターフ・GI(3月26日・UAEメイダン、芝1800m)の招待状が届いた。遠征には前向きなだけに、結果を出して弾みをつけたいところだ。福永は「去年はタイトルを獲れなかったし、騎手として責任も感じる。今年にかける思いは強い。あとは結果だけ」と言い切る。同世代の2冠馬ドゥラメンテなど強敵を撃破し、自らの真価を証明する。

 昨秋の天皇賞5着以来となるアンビシャスが好仕上がりをアピールした。栗東坂路で僚馬クランモンタナ(7歳オープン)の外を進み、気合をつけられるとギアを上げてしぶとく1馬身先着。4F52秒2-38秒2-12秒7を記録した。音無師は「調教はそれほど動く方ではないし、しっかりやりました。仕上がりは悪くない。あとはレース当日の状態。テンションの上がりやすい馬で、折り合いが鍵」と精神面を課題に挙げた。

提供:デイリースポーツ

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