姉たちが果たせなかった
桜花賞制覇へ。
ジュエラーが
トライアルVで弾みをつける。
新馬戦は出脚が鈍くて後方から。内ラチ沿いをロスなく運ぶと、4コーナー手前で外へ。直線では一気に突き抜けた。続く
シンザン記念はスタート直後に挟まれたが、慌てず末脚を温存。メンバー最速の上がり3F34秒5の末脚で猛追し、勝ち馬を首差だけとらえられなかった。「ペースが落ちて力んでいた。それでも、しまいはしっかりと伸びたからね。能力がある」と藤岡師は惜敗の前走を振り返る。
09年
フィリーズレビューを制した
ワンカラットは
桜花賞4着。12年
エルフィンSを勝ったサンシャインは本番で10着に敗れた。
「距離適性も含めてサンシャインに似ているかな。(1200mの重賞を3勝した)
ワンカラットには似てほしくない。短距離向きになるから」
手掛けた姉妹のなかで、最も手応えを感じているのが
ジュエラーだ。「
メジャーエンブレムに届くかどうか。結果はもちろん、内容にもこだわりたい」と意欲を示す。
鞍上も頼もしい。手綱を取る
M.デムーロは目下、5開催日連続重賞制覇と絶好調。勢いに乗る名手を背に仁川のターフで躍動する。
提供:デイリースポーツ