史上最速タイとなるデビューから29日目での戴冠。規格外の
ステップで2歳チャンプに輝いた
リオンディーズが、いよいよクラシック制覇に向け始動する。
新馬-
朝日杯FSと連勝を飾り、滋賀県のノーザン
ファームしがらきにリフレッシュ放牧へ出されたのは昨年12月23日のこと。牧場へ向かう馬運車を察知するとレース日と勘違いしたのか競馬モードに入ったという。キャリアはまだ2戦。力が有り余っていた、ということかもしれない。
「前走は1600mにも対応してくれて、一番いい結果を持って帰ってくれました。この中間は放牧に出て、ひと回り大きくなって帰厩。
テンションが上がらないように、レースから逆算して調整してきましたが、とても落ち着いていますよ」。2月10日に帰厩。疲れが出ることもなく、調整は順調に進んでいる、と前川助手は話す。
栗東CWの1週前追い切りでは、折り合いもスムーズに馬なりのまま5F68秒4-11秒7。しっかりと動かしながら、タメを利かせるというメニューをこなして負荷をかけた。「戻ってきた当初は、息が荒かったのですが、すぐに普通の状態に戻りました。完成度が高くて、素晴らしいセンスの持ち主。輸送も問題ないでしょう」と前川助手。
最優秀2歳牡馬は戦いの中で進化を遂げて高みを目指す。
提供:デイリースポーツ