ほれぼれするような動きが、スター誕生を予感させる。
父ディープインパクト同様、新馬-
若駒Sを連勝して
弥生賞に挑む
マカヒキは、柔らか味にあふれた上質なフォームで栗東坂路を駆け上がった。「体が絞れてきて良くなっているね。今回も輸送があるし、若干マイナスになりそう」と友道師は良化を感じ取ったよう。
単走で引っ張り切りだったが、それでも4F53秒3-39秒3-12秒3と、しまいの反応は鋭い。「全身を使って、しなやかな動きをする」。前走は上がり3F32秒6という究極の切れ味。いかにもディープ産駒らしい瞬発力が武器だ。
鞍上のルメールも、この馬にほれ込んでいる一人。「スタートが上手だし、どんなペースでも対応できる。距離も1600mから2400mまでいけると思う」と称賛する。本番ではお手馬の
サトノダイヤモンドがいるため騎乗は難しいが、「次は無理でも、ひょっとしたらまた乗せてもらえるかもしれない。だからベストを尽くしますよ」とキッパリ。父の軌跡をなぞり、3戦3勝で
皐月賞へ向かう。
提供:デイリースポーツ