「第11回
オーシャンS・GIII」(芝1200m)は5日、中山11Rに16頭で争われ、5番人気の
エイシンブルズアイ(栗東・野中)が直線で外から力強く伸びて、1分7秒5のタイムで重賞初制覇を達成。ハイペースで逃げた4番人気の
ハクサンムーンが1馬身半差の2着。さらに1馬身1/4差の3着は8番人気の
スノードラゴン。1番人気の
アルビアーノは最後方からの競馬となり、直線でも不利を受けて5着に敗れた。
鋭い決め手を発揮して、4角10番手からメンバー2位タイの上がり3F33秒9を記録した。手綱さばきが光った
石橋脩。これまでは先行策を中心としたレースをしていたが、今回は思い切った後方待機策で臨んだ。「スタートが出なかったので後方でじっくりと構えた。きょうの馬場傾向から外でも届くと思ったし、慌てずに乗れた」と振り返る。
この勝利で
高松宮記念(27日・中京、芝1200m)の優先出走権を獲得した。「賞金的に勝たなければ出られなかったからね。心身ともに良化しているいいタイミングで行ける」と野中師は意気込む。上昇気流に乗る5歳馬が本番で一気に頂点を狙う。
提供:デイリースポーツ