2歳王者が初の黒星を喫した。1番人気
リオンディーズは久々のせいか、道中かなり力んだ。鞍上が懸命になだめるが、スタートから1コーナーまで、そして向正面でも行きたがった。押し出されるように4角で先頭へ。勝ち馬の格好の目標にされてしまった。
M.デムーロは「一番の原因は久しぶりで元気過ぎたこと。1、2角で落ち着いたが、また向正面で掛かってしまった。先頭に立って物見もしたし…。クリストフ(ルメール)の馬は楽に走っていたからね」と悔しさをにじませる。
それでもわずかに首差。能力だけで2着に残ったとも言える。悲観する内容ではない。「(本番への)いい練習だと思いたい。ガス抜きになれば」と巻き返しを誓った。
提供:デイリースポーツ