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ルージュバックなど、中山牝馬S厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2016年03月09日(水) 18時21分
 ルージュバックをはじめ、中山牝馬S(GIII・芝1800m)に美浦から出走する注目馬について、追い切り後の関係者のコメント。

ルージュバック(牝4・美浦・大竹正博)について、大竹調教師。
「前走の有馬記念(GI・10着)は力は出せましたが、前にいた馬で決まりましたし、位置取りの差があったのではないでしょうか。もう少し積極的なレースができれば違ったと思います。レース後は、年が明けてからノーザンファーム天栄に放牧に出て、牧場でしっかりと調整してもらい、オークスと同様のパターンで直前に入厩させました。

 中間は体が増える傾向にありましたので、少し絞る感じで調整をしました。現時点でも間隔があいた分、若干増えていますが、今日しっかりやっていますし、前走と同じくらいの馬体重で出られそうです。いつもは長めからじっくり乗るのがこの馬のパターンですが、今回は距離を短くして密度の濃い追い切りにしました。初めてのパターンで戸惑っていたのか、前半少しモタモタしていましたが、終いの動きは良かったですし、いつも通りの良い状態で臨めると思います。

 去年の春とは良い意味で変わりないですが、飼い葉を食べるようになりましたので、体はしっかりとしてきました。前走、中山で走りましたので、その経験値を生かしたいですね。以前は2000m以上の距離が合っていると考えていましたが、今はむしろ2000mより短い距離が良いと思います。今後マイル路線に行くかどうかは、今回の競馬である程度わかるのではないかと思います。期待の大きな馬ですし、重いハンデ(56キロ)も仕方ないでしょう」

シュンドルボン(牝5・美浦・矢野英一)について、矢野調教師。
「前走(愛知杯・GIII・8着)は、積極的に行き過ぎた感じですね。状態自体も悪くはなかったのですが、本当に良かった頃と比較すると、バネが少し伸び切っている感じの走り方でした。先週長めから乗っていますし、今日の動きも良かったです。うまく馬体も収縮できましたし、迫力ある動きを見せていて、今回の仕上がりは本当に良いですね。前走はこちらが考えていたような競馬ではなかったですが、この馬のレースができれば終いに止まることはないでしょうし、前に行く馬を行かせた後に自分のリズムで運ぶ形が理想です」

レイヌドネージュ(牝6・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「今日の追い切りは、最初は僕が乗ろうかとも考えましたが、気が入らない程度の方が良いと思い、助手が乗りました。ただスッと行けるようなら併せずに単走のつもりでしたが、後ろから走りを見ていて、併せた方が良いと判断しました。最後は僕の乗っていた馬(ダイワブレイディ)を併せる形にしました。ここのところ暖かくなって、この1週間で毛ヅヤが良くなってきましたし、状態は良いですね。2走前、中山で勝った時(美浦S・1600万下)は、終いから行くこの馬には流れが向いたのもありますが、良い内容でしたね。自分でレースを作れない馬ですから、今回も流れ次第ですね」

アルマディヴァン(牝6・美浦・高橋文雅)について、高橋調教師。
「今日は終い重点の追い切りでした。坂路1本目で15-15のところを行っての2本目でしたので、負荷はしっかりかけられたと思います。前走(愛知杯・9着)後は放牧に出してリフレッシュさせましたので、今回は右肩上がりの状態で臨めそうです。前走の2000mは長かったですね。今回、1800mに距離が短縮しますが、対応してくれるでしょう。ハマれば良い競馬をしてくれると思いますし、ロスのない競馬をしたいですね」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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