優勝馬に
天皇賞・春の優先出走権が与えられる
阪神大賞典(GII・3000m)に美浦から出走予定の
タンタアレグリア、
カムフィーについて、追い切り後の関係者のコメント。
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タンタアレグリア(牡4・美浦・
国枝栄)について、国枝調教師。
「今日はスムーズな調教ができましたし、動きも良かったです。前走(
ダイヤモンドS・GIII・4着)は良い感じで直線に向きましたが、追い出すと全く反応しなかったとジョッキーも言っていました。稍重発表でしたが、実際はそれよりも馬場がゆるかったですし、道悪が影響したのだと思います。
以前輸送した時は、美浦にいる時より10キロ以上減りましたので、そのあたりがどうかなと思いますが、阪神コースは大丈夫でしょう。ステイヤーとしての資質は高いですが、道悪が得意ではないですし、良馬場でやりたいですね。この後は
天皇賞・春(GI)に出走させたいので、賞金を加算したいですね」
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カムフィー(牡7・美浦・
池上昌和)について、池上調教師。
「前走の
ダイヤモンドS(11着)の時にきっちりやって仕上げていましたし、先週、今週は単走でサラッとやっています。関西への輸送がありますので、これで十分だと思います。前走は稍重発表でしたが、馬場は相当ゆるくて、あそこまで悪いと集中力も途切れてしまいました。道悪で走った反動はゼロではなかったですが、最後は競馬をしていないのでその分大きなダメージはなかったですし、中3週と時間もありましたからね。レースでは、折り合いがついて我慢できればという条件付きですが、条件さえ整えば前回のようなことはないでしょう」
(取材・写真:佐々木祥恵)