産経
大阪杯(GII・芝2000m)に美浦から出走予定の各馬の追い切りが行われた。追い切り後の各馬について関係者のコメント。
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ヌーヴォレコルト(牝5・美浦・
斎藤誠)について、斎藤調教師。
「今日は前の馬を目標にする形の追い切りでした。休み明けなので終いはしっかりやりたいと思っていましたし、内めを回ってその分全体時計は速くなりましたが、良い動きでした。前走の
香港C(GI・2着)は海外遠征といっても関西より近いですし、元々輸送に強いこの子にとっては香港は楽でしたね。多少気を遣った部分もありましたが、帰国して山元トレセンに放牧に出す頃には疲れは取れていました。
今回はGIクラスのメンバーですし、きちっと仕上げていきたいと思っていましたが、良い状態で出られそうですね。レースまでまだ時間がありますから、最後までしっかり調整をしてきたいです。自在性があるところがこの馬の長所ですし、阪神コースでも大丈夫でしょう。この後は栗東に滞在して、香港の予定です」
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イスラボニータ(牡5・美浦・栗田博憲)について、栗田調教師。
「先週強いところをやっていますし、今週は輸送がありますので、あまりオーバーワークにならないように馬なりで終いだけやりました。これで十分でしょう。最近は不完全燃焼のレースが続いていますので、今回はスムーズな競馬をして力を出し切ってほしいですね」
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レッドレイヴン(牡6・美浦・
藤沢和雄)を管理する藤沢調教師。
「今日の追い切りの反応は良かったですし、順調です。中山であれだけ上手に走れましたので、阪神コースも大丈夫でしょう。相手は強いですが、頑張ってほしいですね」
追い切りに騎乗した
柴田善臣騎手。
「前走(
中山記念・GII・5着)は一息入れて
リラックスしていたこともあり、イライラせずに気分良く走れていました。今日は体を使った良いフォームで走れていましたし、反応も良かったです」
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マイネルラクリマ(牡8・美浦・
上原博之)について、上原調教師。
「先週ジョッキーが跨ってある程度ビッシリやっていますから、今日はこれで十分でしょう。今回は叩き2戦目ですし、休み明け初戦(
中山記念・10着)よりも当然上向いています。コースや条件は合っていますし、強いメンバーの中であとはどういう競馬をしてくれるかですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)