ビッグエンジンがうなりを上げた。排気量が違うとばかりに、
サトノアラジンが栗東CWで余裕の加速デモを展開した。
4馬身ほど先行していた
レヴィンインパクト(3歳500万下)を、直線でしっかりととらえて抜け出した。すると、
フィニッシュラインを起点に再度
ギアチェンジ。気持ちの入ったス
トライドで1コーナーへと飛び込んで行った。
6F85秒0-39秒2-11秒9のタイムで1馬身半差先着に、3週連続で手綱を取ったルメールは「反応がすごかった。コンディションが良くなっているのでチャンスだと思います。マイルは合っていますからね。休み明けですが、レベルの高い馬なので大丈夫でしょう」と笑顔。12月の
香港C(11着)以来の実戦になるが、リフレッシュの効果は十分過ぎるほど感じたようだ。
「いい動きでした」とうなずいた池江師も「前回は距離もあったけど、馬場も合わなかったようだ。中山で去年勝った時(春興S)のような走りができれば、と思っています」と期待を込めた。タイトルをつかんで再度GIの舞台へ。マイル王への道を突き進む。
提供:デイリースポーツ