貫禄十分の最終リハだった。
ラブリーデイは、新コンビのM・デムーロを背に栗東CWで3頭併せ。大きく先行した
ダノンシャルマン(3歳500万下)と、昨年の
最優秀3歳牝馬ミッキークイーンの間で発進した。2頭の真ん中で直線に向くと、追いだしに鋭く反応して、四肢の回転数を上げる。最後まで左手に持ったステッキを抜くことはなかったが、軽快に末脚を伸ばした。
6F83秒4-40秒4-12秒4。1秒9先行した前者には半馬身遅れたものの、GI2勝の後者には半馬身先着した。鞍上は「良かったですね。初めてだったけど、賢い馬」と高評価。池江師も「時計的にはまずまず。
有馬記念(5着)のあとは疲労を取るのに時間がかかったけど、今はすっかり取れた。初戦としては悪くない」と体調面に太鼓判を押す。
次戦のクイーンエリザベスII世C・香港GI(4月24日・シャティン、芝2000m)で自身初の海外遠征を予定。香港遠征の前哨戦を前にしても、師はあくまで冷静だ。「去年の最後の方は、フレッシュじゃないなか、よく頑張ってくれた。1年は長いし、初戦はこれくらいでいい。阪神二千もいいと思う」。昨年の
最優秀4歳以上牡馬が、V発進で実りのある一年を目指す。
提供:デイリースポーツ