ついにこの時がやって来た。16年ぶり7人目の
JRA女性ジョッキーとなった藤田菜七子=美浦・根本=が10日、福島9Rを単勝2番人気の
サニーデイズで制し、中央デビュー51戦目にしてうれしい
JRA初白星を挙げた。レースは2番手を追走。4角で先頭に立つと、そのまま力強く押し切った。
「スタートが良かったし、何かが行けばそれを見ながら行こうと思っていました。休み明けでしたが、すごく状態が良かった。相沢先生をはじめ、スタッフの方がうまく仕上げてくれたおかげです」と藤田菜は待ちに待った初Vに満面の笑みを見せた。
サニーデイズを管理する相沢師は「落ち着いて乗れていたし、良かったね」と目を細めた。自身の弟子・石川が根本厩舎の管理馬で初勝利を挙げており、そのお返しにと騎乗を依頼。期待に応えた騎乗ぶりをたたえた。
師匠の根本師もホッとした様子だ。「いつかは勝てるだろうと思っていたけど。まずは良かった」と笑顔。次週の福島でも現時点で15頭前後の騎乗依頼があるという。「ありがたい。チャンスがあればいろいろなところへ連れて行きたい」と、引き続き全面的な
バックアップを約束した。
提供:デイリースポーツ