今年も
マンハッタンカフェ産駒に注目だ。
東スポ杯2歳S7着後、無理をせず休養させ、成長を促してきた
アグレアーブル。「体重は増えて、体つきは良くなっています」と押野助手は目を細めた。
父は昨年の覇者
シングウィズジョイと同じ
マンハッタンカフェ。同産駒の牝馬は09年
秋華賞を勝った
レッドディザイア、重賞4勝の
フミノイマージン、15年
きさらぎ賞を制し、
オークス2着の
ルージュバック、10年
府中牝馬Sを勝った
テイエムオーロラなど、中長距離での活躍が目立っている。
マイルの
桜花賞よりも2400mの
オークス。春のローテーションは距離適性を重視しての判断だ。「道中で力むところは見られないし、脚の使いどころが上手なタイプで距離延長はプラス。もともと
オークス向きだと思っていた馬ですしね」と同助手は今季始動戦での激走を期す。
前走こそ馬群にもまれてキャリアの浅さを露呈したが、好メンバーがそろった新馬戦では後方一気の競馬でVと、インパクトのある内容で勝ち上がっている。1勝馬ながらここでは上位の存在だ。加えて今回は牝馬限定重賞。「新馬戦の内容から、やれる力はあると思っています」と仕上げ人は巻き返しに意欲満々。まだ底を見せていない素質馬が、大舞台へのキップをつかみ取る。
提供:デイリースポーツ