「
天皇賞(春)・G1」(5月1日、京都)
現在
ステイゴールド産駒が3連勝中の
天皇賞・春。13、14年に
フェノーメノが連覇し、昨年は
ゴールドシップが復活Vを決めた。今年は2頭出走するが、注目したいのは、3400メートルの
ダイヤモンドSを圧勝したトゥインクルだ。G1初挑戦となるが、その勢いが不気味に映る。なお、出走馬18頭と枠順が28日に確定した。
「乗った人がみんな乗りやすい馬ですね、と言ってくれるんですよ。長い距離は合っていますね」と牧田師は長距離戦に絶対的な自信を持つ。前走は新馬戦以来のコンビで重賞初Vへ導いた勝浦も、「乗り難しさはないですし、競馬での心配は何もないです」と優れた操縦性を口にする。その
ダイヤモンドSでは道中の手応えが抜群だったため、2周目の3角から進出する強引な競馬だったが、最後は4馬身差をつける豪快な勝ちっぷり。しっかりと勝ちパターンを見いだした分岐点のレースにもなった。
作戦を問われた勝浦は「この馬の良さを引き出すためには、早めに動いた方がいいと思う。分かりやすく言えば、昨年の
ゴールドシップみたいな競馬(3角手前で後方14番手から3番手へ)を」ときっぱり。強気の持久力勝負に持ち込んで金星ゲットへ。今年の古馬ステイヤー決戦でも、本格化した
ステイゴールド産駒がキラリと輝きを放つ。
提供:デイリースポーツ