「
ヴィクトリアマイル・G1」(15日、東京)
11日、先週に続いて
ミッキークイーンの背中には今週から実戦復帰する浜中の姿があった。さすがに調教に復帰したばかりの先週はぎこちなかったが、それは滑らかなアクションに変貌。全くの馬なりながら、スムーズな加速でラスト1F12秒2(4F53秒0)。先行させた
エアカミュゼ(5歳1600万下)を2馬身突き放した。
「気分良さそうに走っていたし、動きは良かったですね。自分も先週は筋肉痛がひどかったりしたけど、体力的に全然ましになっています」と浜中の表情は明るい。骨折した左手薬指のテーピングも今週はもうない。久々をひと叩きした馬だけでなく、3カ月ぶりの実戦を迎える人も順調な仕上がり。「復帰週のG1。甘くないことは分かっているが、病み上がりだから負けたとは言われたくない」と言い切った。
池江師も「心強いですね」と主戦ジョッキーの復帰を歓迎する。「前走は直線で行き場がなかったり、悪いことが重なったなかでの2着。一回使うと変わる馬だし、思い通りの調整ができました」と仕上がりに胸を張る。
「安定感が増しているように思います」と成長を感じ取る浜中は「1番強い馬に乗っていると思っています」ときっぱり。自らの手で快気祝いを。固い絆で結ばれたパートナーと、復帰即G1制覇を決めてみせる。
提供:デイリースポーツ