皐月賞馬
ディーマジェスティ、同馬に敗れはしたもののキッチリと2〜4位入線(降着あり)は果たした「3強」、さらに
スマートオーディン・
ヴァンキッシュランといった強力な別路線組など、競馬の祭典にふさわしい豪華メンバーが揃った。2013年生まれのサラブレッド6913頭の頂点に立つのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■5/29(日)
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・東京芝2400m)
ディーマジェスティ(牡3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)は
皐月賞で「3強」と呼ばれていた
マカヒキ、
サトノダイヤモンド、
リオンディーズを撃破。展開が向いたのは確かだが、大外枠から突き抜けてレースレコードで完勝という競馬は確かな能力がなければ到底できない。左回り・距離延長も不安はなく、堂々の主役として2冠制覇に挑む。
マカヒキ(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)は
皐月賞で後方待機から抜群の伸びを見せたものの、
ディーマジェスティにその上を行かれてしまった(2着)。
皐月賞を含めたキャリア4戦全てで上がり最速をマークしており、直線が長い東京コースに替わるのは間違いなくプラス。逆転のチャンスは十分だろう。
サトノダイヤモンド(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)は1番人気に推された
皐月賞で3着。直線で不利を受けたとはいえ、
ディーマジェスティ・
マカヒキには差をつけられてしまったが、ダービーを目標に置いて
皐月賞トライアルは使わなかっただけに、上昇の期待度は非常に大きい。サトノ軍団悲願のGI制覇なるか。
リオンディーズ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)は
皐月賞で2番手につけていったものの、速い流れが祟って直線で苦しくなり、さらに斜行による走行妨害で5着に降着(4位入線)してしまった。結局
皐月賞でも掛かっていただけに距離延長への懸念はあるが、ここは
母シーザリオが
オークスで、兄
エピファネイアが
ジャパンCで栄光を掴んだ舞台。巻き返しを期待したい。
その他、
皐月賞4着の
エアスピネル(牡3、栗東・
笹田和秀厩舎)、
毎日杯・
京都新聞杯と連勝している
スマートオーディン(牡3、栗東・松田国英厩舎)、
青葉賞を快勝した
ヴァンキッシュラン(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)、出てくれば決め手上位の
ロードクエスト(牡3、美浦・
小島茂之厩舎)などもダービー制覇を目指す。発走は15時40分。