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圧勝ヒカリに武豊凱旋門賞参戦熱望 「秋に同じ舞台に戻ってきたい」

デイリースポーツ
  • 2016年05月25日(水) 18時06分
「イスパーン賞・仏G1」(24日、シャンティイ、芝1800メートル)

 日本が誇る“特急ヒカリ”が9頭立てで行われた欧州遠征初戦で衝撃的なVを決めた。2番手からレースを進めたエイシンヒカリ(牡5歳、栗東・坂口正則厩舎)が直線で一気に抜け出すと10馬身差の圧勝。昨年末の香港Cに続く、海外G1連勝を決めた。

 この後はプリンスオブウェールズS・英G1(6月15日・アスコット)に転戦する予定となっているが、武豊騎手凱旋門賞・仏G1(10月2日・シャンティイ)への参戦も熱望する。今年のガネー賞・仏G1の1、2着馬ダリヤン、シルバーウェーヴを子ども扱いにした走りに「シャンティイは非常に走りやすく、この馬に合っているようなので、個人的には秋に同じ舞台に戻ってきたいと感じました」とコメント。

ディープインパクトの子どもでフランスのG1を勝てたのはとてもうれしい」とも話しており、ユタカ自身は06年の凱旋門賞で3着に敗れ、その後禁止薬物検出で失格となった父の無念を晴らしたいという思いも強いようだ。

 しかし、エイシンヒカリは5月11日に締め切られた凱旋門賞の一次登録(約90万円)を行っておらず、出走するには9月29日締め切りの追加登録を行わなければならない。その登録料は約1500万円と高額だけに、今後の動向が注目される。

 ロンシャン競馬場は現在改修工事中で、今年の凱旋門賞はイスパーン賞と同じくシャンティイ競馬場で行われる(距離は2400メートル)。

提供:デイリースポーツ

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