GIドバイワールドC(d2000m)の勝ち馬
カリフォルニアクローム(牡5)が、28日(土)に、拠点としている
カリフォルニア州のロスアラミトス競馬場で追い切られ、4F=48秒8、5F=1分1秒8の好時計をマークした。
ドバイワールドCから帰国後、引退後に種牡馬として繋養されることが決まっているケンタッキー州のテイラーメイド・
ファームに放牧に出されていた
カリフォルニアクロームは、5月1日に帰厩。28日が3度目の追い切りだった。
同馬は、7月23日に
デルマー競馬場で行われるGIIサンディエゴH(d8.5F)で戦線に復帰する予定で、8月20日に同じく
デルマーで行われる
ミリオンレースのGIパシフィッククラシック(d10F)を当面の目標としている。
今年一杯で現役を退き来年から種牡馬入りというのが基本方針の
カリフォルニアクロームだが、管理する
アート・
シャーマン調教師は28日、来年も現役に留まる可能性に言及。
陣営は、来年1月28日にガルフ
ストリームパークで行われる、総賞金1200万ドル(日本円にしておよそ13億2千万円)という世界最高賞金レース「
ペガサスワールドC(d9F)」の出走枠を、100万ドルを支払って既に入手しており、明けて6歳となって迎えるこのレースへの出走に意欲を見せている。
(文:合田直弘)