今週から始まる新馬戦でデビューする注目馬4頭について、管理する各調教師のコメント。
■6月4日(土)東京5R 芝1400m
ホットセット(牡2・美浦・
手塚貴久/
父マンハッタンカフェ 母デュアルストーリー 母
父エンドスウィープ)
手塚調教師「乗り込んできて稽古の動きも良く、仕上がりも上々です。厩舎ゆかりの血統ですが、半兄の
デュアルスウォード(5勝)に似ていて、気が良くて初戦向きです。ゲートも普通にでますし、いきなり好レースを期待したいですね」
■6月5日(日)東京5R 芝1600m
アンティノウス(牡2・美浦・
国枝栄/
父クロフネ 母ミクロコスモス 母
父ネオユニヴァース)母は08年の阪神JF(GI)3着などGIでも好走歴があり、4勝を挙げた。
国枝調教師「
クロフネの産駒ですし、穏やかで素直です。パワフルさもありますね。ゲート試験もすぐ受かりました。最初はモタつくところもありましたが、稽古をやるごとにしっかりとしてきました。見た感じは短いところに向きそうですが、フットワークが良いので1600mくらいがちょうど良いのではないでしょうか。
バックボーンもしっかりしていますし、ここで良い競馬をしてほしいですね」
マイネルズイーガー(牡2・美浦・
国枝栄/父
アイルハヴアナザー 母マイネカンナ 母
父アグネスタキオン)母は08年の
福島牝馬S(GIII)勝ちの
マイネカンナ。伯父に09年の
天皇賞・春など重賞3勝の
マイネルキッツ。
国枝調教師「ここまでトラブルもなく順調にきています。前向きさもありますね。伯父の
マイネルキッツと2歳の時点で比較すると、この馬の方がしっかりしています。距離も長い方が良いと思いますが、1600mあれば十分でしょう」
ロードミュートス(牡2・美浦・
高柳瑞樹/
父ロードアルティマ 母レディミューズ 母
父ティンバーカントリー)祖母は93年の
マイルCS(GI)など重賞6勝の
シンコウラブリイ、半姉は09年の
新潟2歳S(GIII)勝ちの
シンメイフジ。
高柳調教師「ここまでしっかりと乗り込んで、仕上がりは良いですね。少し緩さはありますが、体力はありそうです。切れるタイプではなさそうなので、ある程度時計がかかる決着が理想です」
(取材・写真:佐々木祥恵)