「新馬戦」(4日、阪神)
厩舎ゆかりの血統馬だ。
メルヴィンカズマ(牡、父
ヴィクトワールピサ)の母は02年阪神JFで3着と健闘した
ブランピュール。そのあと故障で早々に繁殖入りしたが、産駒はJRAデビュー5頭のうち3頭が勝ち上がっている。厩舎開業当時に在厩していた祖
母パウダースノー(4勝)を含め、母系は西浦厩舎の血筋となる。
入厩後は栗東坂路で順調に調整。ただ、調教時計は目立たない。今週は4F55秒2-13秒2を計時し、僚馬に2馬身半遅れた。「坂路で時計が出るタイプじゃない。ス
トライドが大きく、芝を走らせた時の動きがすごく良かった。実戦向きであってほしいと思っています」と担当の井本助手は前向きに話す。
勝ち上がったきょうだい3頭は、それぞれ新馬勝ち、2戦目、3戦目と早い時期に勝利を収めている。「後ろから来られてカッとなる面はあるけど、そういう前向きさがあるのはいい」と仕上げ人。4日の阪神5R(芝1600メートル)で池添を背にデビュー。一番星を飾るか。
提供:デイリースポーツ