「
マーメイドS・G3」(12日、阪神)
混戦ムードのハンデ重賞に、
シュンドルボン、
ココロノアイの関東馬2頭がスタンバイ。ともに充実期に突入し、満を持しての関西遠征だ。先週の
安田記念に続いて、今週も関東馬によるワンツー決着となるかもしれない。
安田記念は関東馬によるワンツー決着(
ロゴタイプ、
モーリス)。今週も関東の有力2頭が満を持して西へ向かう。
まずは
シュンドルボン。
ヴィクトリアマイルは9着に敗れたが、「マイルは初めてで、流れに馬が戸惑っていた。後ろからでは届かない馬場だったし、かわいそうだった」と矢野英師は7日に語った。敗因は距離不足と明白で、陣営も悲観はしていない。
中間も順調そのものだ。「疲れもなく元気いっぱい。ハードに攻めている割にはいい馬格を維持している」。1年前は480キロ台だった馬体も、今や結果を残しながら500キロ超え。
安田記念Vで勢いに乗る田辺を再び鞍上に迎えて巻き返す。
一方、その矢野英師が「うちの馬のハンデは(想定よりも)0.5キロ重かった。尾関君のところにやれちゃうかも」と最もラ
イバル視するのが
ココロノアイだ。こちらは
ヴィクトリアマイルを除外となったが、「早くから出られないのが分かっていたんで。調整もうまくできている」と尾関師は自信たっぷり。「距離も、2000メートルなら掛かっても大丈夫」と強気の構えだ。
先週終了時点での今年の重賞勝利数(障害を含む)は関西馬の45勝に対し、関東馬は18勝。夏競馬へ、関東馬が反撃に転じる。
提供:デイリースポーツ