牝馬限定のハンデ戦、
マーメイドS(GIII・芝2000m)に出走する
シュンドルボンと
ココロノアイについて、追い切り後に各調教師に話を聞いた。
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シュンドルボン(牝5・美浦・
矢野英一)について、矢野調教師。
「今日はこの馬に併せた相手の方に乗っていたのですが、確認する間もなく追い抜かれました。反応を確かめる程度の追い切りでしたが、良い動きでした。先週もしっかりやれていますし、あとは体調を整えて関西まで輸送して、どういう競馬ができるかでしょう。
前走の
ヴィクトリアマイル(GI・9着)はもう少し前めのポジションでレースを進めようとジョッキーとも話をしていたのですが、GIのペースに馬も戸惑っていたようです。距離は2000mでも、問題ありません。もう少し距離が延びても良いとも思っています。今回はこの馬を作り上げてきた上でのキーパーソンの田辺騎手にもう1度乗ってもらいたいと考えました。ただGI馬と同じ56キロのハンデは、少しかわいそうな気がします」
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ココロノアイ(牝4・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師。
「今日の追い切りは、半マイルの入りも落ち着いていて良かったですね。
ヴィクトリアマイルは除外でしたが、それも織り込み済みでやってきていますし、この馬らしさが出てきました。前走の
阪神牝馬Sの外回りの1600mよりも、コーナーが4つある阪神2000mの方が流れが速くなりそうな感じもありますし、そうなれば良いと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)