ミッキークイーン、
ショウナンパンドラの回避は残念だったが、
ドゥラメンテ・
キタサンブラックら4歳勢を中心に好メンバーが揃った今年の
宝塚記念。春の
グランプリを制するのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■6/26(日)
宝塚記念(3歳上・GI・阪神芝2200m)
ドゥラメンテ(牡4、美浦・
堀宣行厩舎)は
ドバイシーマクラシックで2着。レース前に落鉄し、打ち替えもできずそのまま出走するというアク
シデントがあった上、相手もこの路線の欧州最強馬
ポストポンドだっただけに仕方のない結果だろう。幸いレース後のダメージはなく、この
宝塚記念を目標に調整されてきた。ここで改めて国内最強を証明し、
凱旋門賞でのリベンジに臨みたいところだ。
キタサンブラック(牡4、栗東・
清水久詞厩舎)は今年の
天皇賞・春を制し、ファン投票1位に選出された。これまでに馬券圏内を外したのは昨年の
日本ダービー(14着)だけという堅実派で、
天皇賞・春で一旦前に出た
カレンミロティックを差し返したように勝負強さも持ち合わせている。ここも大崩れは考えにくい。
アンビシャス(牡4、栗東・
音無秀孝厩舎)はクラシックには不出走だったが、古馬になって
中山記念で
ドゥラメンテとクビ差の2着に入り、
大阪杯では
キタサンブラックを撃破。GI馬にも全く引けを取らないほど力をつけている。距離延長に対する懸念はあるものの、ここでも上位争いが期待される。
ラブリーデイ(牡6、栗東・
池江泰寿厩舎)は昨年の覇者。今年は
大阪杯で4着、クイーンエリザベスII世Cで4着と連敗を喫しているが、展開や馬場が合わなかったことが原因だろう。ここで巻き返すことができるか。
その他、
天皇賞・春で3着の
シュヴァルグラン(牡4、栗東・
友道康夫厩舎)、素質では見劣らない
サトノクラウン(牡4、美浦・
堀宣行厩舎)、牡馬とも差はない
マリアライト(牝5、美浦・
久保田貴士厩舎)、前走で復活の兆しを見せた
トーホウジャッカル(牡5、栗東・
谷潔厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。