26日、阪神競馬場で行われた
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は、中団でレースを進めた
蛯名正義騎手騎乗の8番人気
マリアライト(牝5、美浦・
久保田貴士厩舎)が、直線で脚を伸ばして、逃げ粘る2番人気
キタサンブラック(牡4、栗東・
清水久詞厩舎)を捕らえ、さらにゴール前で猛追を見せた1番人気
ドゥラメンテ(牡4、美浦・
堀宣行厩舎)も退け優勝した。勝ちタイムは2分12秒8(稍重)。
2着はクビ差で
ドゥラメンテ、3着はさらにハナ差で
キタサンブラックとなった。なお、3番人気
アンビシャス(牡4、栗東・
音無秀孝厩舎)は16着に終わった。
勝った
マリアライトは、
父ディープインパクト、
母クリソプレーズ、
その父エルコンドルパサーという血統。並みいる強豪牡馬を見事打ち破り、2005年の
スイープトウショウ以来11年ぶり、史上3頭目となる牝馬Vを果たした。GIは昨年の
エリザベス女王杯に続き2勝目。
【勝ち馬プロフィール】
◆
マリアライト(牝5)
騎手:
蛯名正義厩舎:美浦・
久保田貴士父:ディープインパクト母:クリソプレーズ母父:エルコンドルパサー馬主:キャロット
ファーム
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:17戦6勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2015年
エリザベス女王杯(GI)
【
蛯名正義騎手のコメント】
本当に嬉しいです。今年一番のデキで、馬場も枠順も恵まれたので、強い相手にどこまでやれるか楽しみにしていました。前半はあまり進んでいかない感じだったので、ちょっと(馬場を)気にしていたのかなと思いますが、3〜4コーナーから促すとスムーズに上がって行けました。最後は馬にも自分にも頑張れ頑張れと思いながら、みっともないくらいに追いました(笑)。
牧場や厩舎のスタッフみんなでこの馬の成長を待って、ここまで我慢できた結果だと思います。皆さんに感謝しています。