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ラジオNIKKEI賞・G3」(7月3日、福島)
白百合Sを制して勢いに乗る
ブラックスピネルが重賞初制覇を目指す。前走V後は短期放牧を挟み、リフレッシュも完了。22日の1週前リハは、栗東坂路で4F50秒6-37秒2-12秒8の自己ベストをマークした。併せた
レッドラウダ(3歳1000万下)に1馬身半遅れたが、鋭い動きを披露。担当の濱田助手も「来週は福島へ輸送もあるし、1週前にしっかりと。この時計だし、十分」と声を弾ませる。
夏場が近づいて気温も上昇しているが、「デビューもこの時季の中京。しっかりカイバも食べているから」と体調に不安はない。前走を含め、芝9F戦は3戦2勝、2着1回。「(武)豊さんも“千八は合う”と言っていた。どこでも立ち回れるし、小回りも心配ない」と好戦を期待する。
昨年Vの
アンビシャスに続く連覇がかかる音無師は「出来は悪くない。問題はハンデ。去年も背負わされた(56・5キロ)しな」とトップハンデ57キロをポイントに挙げる。秋の飛躍に向け、ここはきっちり賞金加算したいところ。指揮官は「あとは
武豊に任せる」と鞍上の手腕に全幅の信頼を置く。12年4月以来、約4年3カ月ぶりに参戦する名手とともに、福島の夏を熱く駆ける。
提供:デイリースポーツ