「
CBC賞・G3」(7月3日、中京)
芝砂OKの
オールラウンダーが一発に虎視たんたんだ。前走でオープン初勝利を決め、勢い十分の
レッドファルクスが重賞初制覇を狙う。中間は短期放牧を挟んでリフレッシュは万全。準オープン勝ちを決めた中京芝6F戦で勲章をつかむか。
欅Sを5番手追走から鮮やかに抜け出した
レッドファルクス。ダートの前走で待望のオープン特別勝ちを果たした。「だいぶオープンに慣れてきた。プロキオンS(7月10日・中京)もあったが、賞金的にもメンバー的にもこちらの方が楽なので」と尾関師は参戦の意図を明かす。
芝で2勝、ダートで4勝を挙げる
オールラウンダー。中京では芝で2勝、ダートで1勝とコース相性も抜群だ。得意の舞台で先に見据えるのは来年春の大一番。「
高松宮記念を使いたい」。同じ中京芝1200メートルでの予行演習としても期待がかかる。
肝心の体調面も万全だ。中間は短期放牧を挟んでリフレッシュ。美浦に戻ると、16日はWで併せ馬を消化。23日には芝で直線だけ一杯に追われ、機敏に反応してシャープなフットワークを披露した。
ただひとつ心配しているのは中京の馬場。3月27日に終わった2回中京から、たっぷり3カ月間隔をあけて迎える3回中京の開幕週。「あまり高速馬場になると良くないのでは。でも開幕週の方が時計がかかることもある。ふたを開けてみないとどんな馬場になるのか…」と思案顔。中間の降雨量にも気をもむ梅雨時の一戦になりそうだ。
提供:デイリースポーツ