CBC賞(7月3日・中京芝1200m)の出走を予定している
ベルカント(栗東・
角田晃一厩舎)は、2014年に同レース1番人気(5着)、昨年は出走取消。過去2年の雪辱を果たすため、今年は2週前追い切り、1週前追い切りでともには4F50秒台をマーク。最終追い切りは初コンビとなる藤岡康太騎手を背に坂路馬場で単走の追い切りとなった。
角馬場で乗り替わり、2回目のハローが終了した馬場を右ラチに寄った状態でスタート。先に4頭ほど走っていたが、みな真ん中より左ラチ沿いを走っていたため、
ベルカントの走る部分は蹄跡がない状態。軽快に飛ばして、時計は4F49.9〜3F35.9〜2F23.7〜1F12.3秒と数字は文句なしに速い。
遠征帰りでも調教内容に関しては抜かりないといってよいだろう。ただ、昨年の
アイビスSDでの走りを見ていても、右側にラチがある時の方がスピード乗りがよいだけに、左回りの中京競馬場でどのような走りを見せてくれるか。
(取材・写真:井内利彰)