昨年のクラシック2冠馬
ドゥラメンテが29日、現役を引退することがサンデーレーシングのホームページで発表された。
宝塚記念2着後、左前肢ハ行が明らかになり、栗東トレセンの診療所を経てノーザン
ファームしがらきへ放牧。経過を観察した結果、獣医師から競走能力喪失の診断が下された。今後は種牡馬となる予定。
サンデーレーシング代表の吉田俊介氏は「レース直後に馬運車に乗せられた時、予後不良という最悪の事態も想定しました。競走馬としては無理だけど、種牡馬にするメドは立ちました。素晴らしい血統で種牡馬入りは義務だと思っていました。まだ痛みがあるので、ノーザン
ファームしがらきで様子を見ることになると思います」とコメント。
皐月賞から5戦、手綱を取った
ミルコ・デムーロ騎手は「とてもショックです。
ドゥラメンテは僕がJRAジョッキーになって初めてG1(
皐月賞)を勝たせてくれた馬。これほど強い馬に乗ったことがないし、世界の舞台で活躍できると思っていた。
凱旋門賞が夢のまま終わってしまうのは悲しい。引退と決まった以上、種牡馬としてもモンスターぶりを発揮してほしいです」と話した。
提供:デイリースポーツ