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アーバンキッドなど、ラジオNIKKEI賞厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2016年06月29日(水) 16時00分
 賞金で出走確実なアーバンキッドストーミーシーダイワドレッサーの3頭が、ラジオNIKKEI賞(GIII・ハンデ・芝1800m)の最終追い切りを消化した。追い切り後の各調教師のコメント。

アーバンキッド(牡3・美浦・斎藤誠)とストーミーシー(牡3)について、斎藤調教師。
アーバンキッドは、先週石橋騎手が乗ってビシッとやっていますので、今週はサラッとやりました。この中間も緩めていませんし、良い状態です。ただこの馬は皮膚が敏感なタイプなので、雨に打たれる梅雨時期の仕上げは難しい面があるのですが、競馬には関係ありません。前走(NHKマイルC・GI・16着)は、道中前について行き過ぎてしまいましたが、あのような競馬がここで生きてくれればと思います。器用で自在性があるので、小回りの福島コースや開幕週の馬場は合っているでしょう。

 ストーミーシーは、前走(NHKマイルC・9着)は相手も強かったですし、最後も伸びそうで伸びないという感じでしたね。まだ体がしっかりしていないという面が出ましたが、その分、伸びしろはまだあると思っています。前走後はアーバンキッドと同じく、ここを目標に放牧に出しました。放牧を挟んで体はだいぶしっかりしてきましたね。坂路で動く馬なので、今日は後ろから追いかけて追いつくような調教をという指示でした。動きに余裕がありましたし、仕上がりも十分だと思います。

 1200mを使っていましたが、マイルは合うと思っていました。中山のニュージーランドT(GII・2着)でも良い競馬をしていますし、小回りなら1800mでもこなせると思います。ここで好走してくれれば選択肢も広がりますね。開幕週なので後ろから行くと厳しいでしょうから、そのあたりは考えたいと思います。デキの良さを生かしたいですね」

ダイワドレッサー(牝3・美浦・鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「前走のオークス(GI・8着)はスタートで驚いて外に逃げるような形で出てしまい、その分、後手に回る競馬になりました。オークスは完調ではなかったのですが、逆に前走後は疲れもなく順調に来ました。今日の追い切りは重馬場でしたが、よく走れていましたね。体調も良さそうです。レースが上手な馬なので前の方で競馬もできますし、小回りコースも心配していません。牡馬とあまり対戦していないのがどうかなと思いますが、好レースを期待したいです」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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