後味の悪い関西初お目見えとなってしまった。藤田菜七子が6日、園田競馬に初参戦。この日は計4鞍を予定していたが、アク
シデントが起こったのは2鞍目の7Rだった。3番人気の
クリノエベレストに騎乗し、直線で力強く伸びて首差2着と奮闘。ゴール前は大いに盛り上がったものの、入線後にエベレストが大きく外に逸走したため、
バランスを崩して振り落とされてしまった。
菜七子は担架で運ばれたが、幸いにも意識はあり、競馬場内の診療所で応急処置を施された。診断の結果は左下腿打撲。その後騎乗を予定していた9、10Rは大事をとって乗り代わりに。メインレース後の共同記者会見もキャンセルとなった。
開門時には150人が並び、入場人員は普段の倍近くとなる5058人を記録するなど
園田競馬場は大盛況だったが、思わぬ落馬で途中帰郷を余儀なくされてしまった。菜七子は園田競馬の広報を通じて「関西のファンの皆さまが楽しみにしてくれていたのに申し訳ありません。予定されていた4レースに乗りたかったのですが残念です」とコメント。今週の中央での騎乗可否は、現段階では未定となっている。
提供:デイリースポーツ