「函館2歳S・G3」(24日、函館)
快速馬
モンドキャンノが無傷2連勝で重賞初制覇を狙う。デビュー戦では素質の高さを存分に見せつけた。好位で我慢して脚をため、直線は左ステッキ一発で鮮やかに抜け出した。開幕週とはいえ、勝ち時計の1分9秒4は優秀。今年、函館で行われた2歳の6F戦では最速で、一昨年に
クリスマスがマークした2歳のコースレコードに0秒1差に迫った。
2着馬
ドゥモワゼルが次戦を4馬身差で圧勝。3着馬
フクノクオリア、4着馬
ラッシュアウトも既に勝ち上がっており、レースレベルの高さは証明済みだ。藤巻助手も「前走で(戸崎圭)ジョッキーが好位でしっかり競馬を教えてくれましたね。終始、外を回ってのもので、追いだしを我慢する余裕もありましたから」と手応えは十分だ。
短期放牧を挟んだが「緩んでいません。デビュー前は幼かったけど、徐々に解消されてきました」と精神面の成長を実感する。13日の1週前追い切りは函館Wで
アドマイヤマンバイ(2歳新馬)と併せ馬を行い、5F68秒3-38秒6-12秒7できっちり併入。「スピードがあって楽しみ」。世代最初のJRA重賞を制し、6週間の函館開催を締めくくる。
提供:デイリースポーツ