「
中京記念・G3」(24日、中京)
念願の重賞初制覇を目指し、
ピークトラムが
中京記念に挑む。2歳時から注目を集めていた素材。「もともと能力の高い馬。引き続き調子はいいですし、重賞でもチャンスは十分あると思っています」と橋口師はきっぱり言い切る。
前走の
谷川岳Sの勝ちっぷりに成長がはっきりうかがえた。道中は6番手で折り合い、直線では上がり3F33秒8の末脚を繰り出して差し切り勝ちを収めた。2着と首差とはいえ価値ある勝利だった。気性が大人になり、競馬に集中できるようになった。
中間も順調だ。13日の栗東CWでの1週前追い切りは僚馬
クールオープニング(5歳1000万下)を3馬身追走し、3角過ぎからスピードアップ。鞍上の手綱は緩むことなくゴール前までしっかりと追われて半馬身先着した。指揮官は「調教の動きは絶好でしたね。最後までしっかり伸びていました。前走後も順調そのもの。ずっとトモの張りがいいし、充実しているという感じです。この馬の力を出し切れば」と胸を張った。
サマーマイルシリーズの初戦ということもあり、各陣営とも力が入っている。夏競馬の主役の座に、充実一途の
ピークトラムが名乗りを上げる。
提供:デイリースポーツ