「
函館2歳S・G3」(24日、函館)
世代最初の重賞Vへ照準ピタリ-。
モンドキャンノは20日、函館芝で併走追いを行い2馬身先着。シャープな走りで出来の良さを印象づけた。
レヴァンテライオンは函館Wで豪快なアクションを披露。陣営は好感触をつかんでいる。
霧雨が降る函館芝で行われた
モンドキャンノの最終デモ。
ピンクスター(2歳新馬)を手応え良く5馬身追走。パートナーとの差を詰め、直線では末脚を伸ばし2馬身先着を決めた。時計は5F64秒2-36秒3-12秒4。
「無理せず相手に合わせた感じの追い切りでした。抜け出して少し外に行こうとするところを見せましたが、栗東にいた時と比べると随分、ましになってきました。短期間でも成長を感じますし、行儀良く走っていた」。鋭い切れ味に手綱を取った安田翔助手の表情は明るい。
デビュー戦は好位から鮮やかに抜け出して快勝。ポテンシャルの高さを示した。「調教の段階から能力を感じてはいましたが、それをいかに発揮させるかが難しい中でいいレースをしてくれました。前向きさもあって伸びしろを感じる内容で、時計も評価できるものでした」とうなずく。
前走後は張り詰めた気持ちをリフレッシュさせるべく、いったん放牧へ。函館に戻ってから再び、ここに向けて乗り込んできた。「一度使った効果で馬体に張りが出てきました。仮に道悪でも大丈夫だと思う。完成するのは先だと思っていますが、世代最初の重賞ウイナーになってほしい」と力を込めた。
提供:デイリースポーツ