GI
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスS(芝12F)の
アンダーカードとして、23日に
アスコットで行われた2歳牝馬によるGIII
プリンセス
マーガレットS(芝6F)は、1.67倍の圧倒的1番人気に推されたフェアイーヴァ(牝2、父
フランケル)が優勝。今年の2歳世代が初年度産駒となる同馬の父
フランケルにとって、産駒による重賞初制覇となった。
6月8日にヘイドックで行われたメイドン(芝6F)を4馬身差で制してここへ臨んでいたフェアイーヴァ。前半は中団やや後ろ目につけた後、残り500m付近から馬なりのまま進出を開始。
残り300mの手前で先頭に立った後、鞍上
フランキー・デトーリの手が動くと一気に後続を突き離し、2着となったGII
ダッチェスオヴケンブリッジS(芝6F)4着馬キルマー(牝2、父シーポイ)に4馬身差を付ける快勝。
勝ち時計の1分12秒54は、2007年にヘンリーザ
ナヴィゲイターが作った2歳馬によるトラックレコードに、100分の8秒差に迫る優秀なものだった。
この結果を受け、ブックメーカー各社は来年春の1000ギニーに向けた前売りで、フェアイーヴァをオッズ5倍から6倍の1番人気に浮上させている。
同馬の次走は、9月11日にアイルランドのカラ競馬場で行われるGIモイグレアスタッドS(芝7F)の予定。
(文:合田直弘)