「
アイビスSD・G3」(31日、新潟)
今年3月にデビューし、既に19勝を挙げている
木幡巧也騎手(20)=美浦・牧=が
フレイムヘイローで重賞に初参戦する。先の東京開催(6月26日)では1日3勝をマークするなどメキメキと頭角を現している若武者がタイトル奪取を狙う。
ルーキーの木幡巧は先週終了時点で19勝をマークし、注目を集めている。父・初広、兄・初也はともに現役の騎手。「父は先週まで函館に行っていましたが、現地で僕が乗っているレースを見て、電話でアド
バイスをしてくれました」。大ベテランの父からレース後に先輩騎手としての助言を受けるという。
「競馬はすごく楽しいです。全部のレースを全力で追うけど、疲れは全然ありません」。引き締まった顔つきに意志の強さをのぞかせる。
その若武者に重賞初チャレンジの機会が訪れた。
七夕賞にも騎乗依頼(
アロマカフェ)はあったが、無念の除外に。「自分に(重賞は)まだ早いのかなと思っていたけど、今回チャンスが回ってきてうれしいです」と目を輝かせる。
コンビを組む
フレイムヘイローは今回と同舞台の15年韋駄天Sで勝利を収めている快速馬。前走のパラダイスS(7着)で騎乗して特徴は把握済みだ。「乗りやすくて性格が素直。追ってからもしっかり頑張ってくれる」と好感触を抱いている。「脚をためるところがあればチャンスはあります。一発を狙っていきたい」と力強く宣言。憧れの重賞の舞台で、若さと勢いを存分にアピールする構えだ。
提供:デイリースポーツ