「
小倉記念・G3」(7日、小倉)
勢いに乗って重賞初タイトルを狙う。前走
マレーシアCを制した
アングライフェン。昨年の覇者
アズマシャトルも、同じ
ステップ(4着)を経て重賞初制覇を遂げただけに注目が集まる。「前走はうまく競馬をしてくれた。小倉は相性もいいですから」と安田師の歯切れはいい。舞台は昨夏に連勝を決めた小倉のターフ。期待は高まるばかりだ。
過去2度の重賞挑戦はいずれも2桁着順に終わっているが、陣営に悲観の色は見られない。
中日新聞杯12着もタイム差は0秒3とわずか。
新潟大賞典10着時は、輸送減りの影響が少なからず見受けられた。指揮官は「長距離輸送だと20キロ、当日輸送でも10キロは減る。前回も輸送前は480キロ(レースは468キロ)あったんです」と説明する。今回は万全を期して7月29日に小倉入りし、滞在競馬で臨む。
7月27日の1週前リハは直後の長距離輸送も考慮し、栗東坂路で4F58秒5と調整程度だったが、心身ともに活気は十分だ。「完璧な状態で挑みたいから、早めの小倉滞在。それがどう出るのか楽しみ」と師は胸を躍らせる。伸び盛りの4歳馬が、“勝負手”で一気に重賞Vをつかむ。
提供:デイリースポーツ